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    2009年04月22日 (水) | 編集 |

    昨日エントリした『Not IBM! It's Oracle!!』。


    UNIX業界の重鎮Sunが買収されるというこのニュース。
    ニュース発表から時間がたつほど、ひとつの時代が確実に終わったのだということを実感している。しかもつい先日、こちらもUNIX OSの一翼を支えた米国SGIがチャプター11(連邦企業再生法第11条)を申請し、Rackable Systemsが米国SGIを買収したばかり。


    確かに実態としてはすでに終わっていた。
    Sunが持っているUNIX OSであるSolarisはいつのまにかサーバOSの主役をLinuxやWindowsに譲り、それと同時にSunのハードウェアもだんだんと見かけなくなっていた。


    SunがBSD系のSunOSからSystemV系のSolarisへ移行し、そのバージョンが2.3になったころ、僕はSolarisを載せたサーバの管理を任された。思えばその頃がSunの全盛期。


    そしてMicrosoftがWindows95を発売しPC市場を列席しだしたころ、まだまだDEC、HP、Sunがエンジニアリングワークステーションやクライアントサーバシステムのサーバ市場でしのぎを削り、Sunのハードウェア+Solarisがその一番中心にいた。


    OpenSourceが流行り、LinuxやFreeBSDといったOSがサーバOSとして広く使われだし、安定性をみんなが認めだした頃からだんだんと風向きは変わってくる。


    急速にSolarisの存在感は薄くなり、気がついてみればデータセンターのラックを飾っていたSunのロゴが見当たらなくなる。2003年ころにはすでにそういう状況に陥り始めていた。


    そういうジリ貧の状況を理解したうえでSunを買収したデータベースソフトウェア開発ベンダーのOracle。あくまでOSの上に載るソフトウェアを中心に扱ってきたOracleからすると、ハードウェアとOSを手に入れることは悲願だったのかもしれない。


    ハードは役に立つ。自社のデータベースを効率的に動かすように、ハードウェアからチューニングできるようになる。幸い、Sunはストレージのラインナップも持っており、データベースソフトウェアとの関係は深い。


    しかし、JavaやMySQLやOpenOfficeといった、コストばかりかかって売上にほとんど貢献しないフリーソフトウェアたちについては、どうするつもりなのだろうか。


    OpenSourceの流れを断ち切るようなことはして欲しくない。
    ただ、もしOracleがそうしたとしても、それはそれで時代の流れというものなのかもしれない。とも思う。


    これから先は、ソフトウェアもインターネット上に存在するようになる。ユーザーは利用料金を払うだけでソフトウェアを所有する必要はない、ユーティリティーコンピューティングの時代、クラウドコンピューティングの時代へ本格的に突入する。OpenSourceのソフトウェアも、その設計思想を大幅に変えねばならないだろう。


    確かに時代は移り変わっている。
    そして、明らかに自分たちの世代はその生き証人となり、一つの時代の終焉を見届けつつあるのだろう。




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    UNIXシステムチューニング 何度も何度も読み返した本。 メモリ性能、ディスク性能、ネットワーク性能の部分は特に何度も。 計測...
    2009/05/10(Sun) 12:51:19 |  もぼなもな書房
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