2008年02月24日 (日) | 編集 |

    さくらん 特別版さくらん 特別版
    (2007/08/03)
    土屋アンナ

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    土屋アンナ扮する花魁の気性、気高さが、役者本人のイメージとマッチしていた。
    ラストの盛り上げ方がもうひとつな気はしたけど、一般的な風習(常識)をものともせず、身分や階層の違いもお構いなし、生きるための判断基準は自分の心というラストに異論をはさむ余地はない。


    吉原遊郭といえば、いまでこそ社会の闇の部分の象徴的な存在でもあるかもしれないが、かつてから歴史のある由緒あるお遊びの場所。それだけに身分の高い人たちも遊びにくるわけで、身分の高い家に嫁ぐステップとなる場所でもあった。


    それでもそのお遊びの道具に成り下がらず、清い心を持ち続けた主人公きよ葉(日暮)の生きっぷりは、今の会社中心の、男中心の、カビの生えた常識がはびこる社会へのアンチテーゼであるのかもしれない。


    監督・蜷川実花によるものであろう、鮮やかな赤を中心とした色彩美。
    色彩のメリハリはこの人ならではの一種独特な世界観。


    じっくりと楽しめた作品だった。


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