2007年10月14日 (日) | 編集 |

    ジャンゴ (角川文庫)ジャンゴ (角川文庫)
    (2000/10)
    花村 萬月

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    ジャンゴ・ラインハルト。ベルギー出身のジプシー。
    キャラバンの火事で左指2本の動きを失う火傷を負うが、そのハンディキャップを乗り越えて活躍したギター弾き。


    この小説の中では、一人の、そこそこ上手い、音楽で食えているギタリスト(沢村)が、ジャンゴと同じように指を失う。そしてジャンゴになろうと苦難を超えて努力する、、、という話では、、、、、ない。


    ジャンゴを読んだのは2回目なのだが、ここまでエログロ度が強いという印象はなかった。


    クスリと音楽と暴力、生きながらにして既に死んでいる人たちの物語。
    それゆえに恐らく読むたびに印象が違う作品なのだと思う。
    読み手の気分、そのときの読み手を取り巻く環境などによって、登場人物の誰かに感情移入できるか、嫌悪するか、いずれかの反応が出るに違いない。


    今回は、ちょっと嫌悪感があった。
    とくにオカマのミーナと沢村のカラミは。。


    花村萬月の小説は、人間の心の奥底をえぐり出してくるような感じがあって、何ともいえない引き込まれ方をする。描写に顔をしかめることがあってもそこから目を離す事ができないというような。


    『重金属青年団』も、久しぶりにもう一度読んでみたいと思った。



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    ジャンル:小説・文学

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