2011年10月09日 (日) | 編集 |


    Appleという会社のコンピューターに初めて触ったのは、1993年、新卒で就職をした会社だった。


    そのころ、OSといえばMS-DOS、ハードはNECの98シリーズが使われており、大学の研究室では確かNECの8801や9801が数台、ソフトウェアはワープロが「一太郎」、お絵かきソフトが「花子」というのが標準だった。


    コンピューターといえば、CADの演習でも使ったワークステーションに興味を持っていたこともあり、TEXでレポートを書きたいと思っていたが大学では使えるマシンも少なく、当時一般的には最も使われていたワープロ専用機(富士通のOASYS)でレポートをまとめていた。


    ところが。


    就職先で配属された先にはいわゆる“PC”は置いてなく、レポート作成用にMacintosh(Classic II)が置いてあった。


    計算はHPやSunのエンジニアリングワークステーションや、場合によっては別の拠点に置かれていたクレイ社のスーパーコンピューターをダム端経由で使い、出力した結果をまとめてグラフにしたりレポートとして文章を書いたりする、ということをMac上でやっていた。


    無味乾燥な文字の羅列しか表示しない当時のコンピューター達の中で、グラフィカルインターフェースをもったMacの存在は異彩を放っており、どう接したらいいかとまどったことをよく覚えている。


    その後、グラフィックデザイナーをフリーでやっている人と知り合った。
    彼の事務所へ出入りし、彼が使っているMacが表現する世界の美しさや発色やフォントの豊かさに驚き、当時唯一無二の表現ができるMacintoshというコンピューターへの憧れを強くしたものだった。


    これらの時代、すでにSteve JobsはApple Computerを追われており、Appleは彼が残した世界観を維持するのもだんだん難しくなっていたと思う。


    1995年にはMacのインターフェースを真似して登場したWindowsが猛烈な勢いでシェアを増やしており、自分の所属部署でもMacからWindowsへ、一気に端末が変わってしまった。LANの管理が異様に面倒になったのはこのころ。つくづくMacがよく考えて造られた製品であることを痛感した覚えがある。


    1997年9月、Steve Jobs はそれまで追放されていたApple Computerに返り咲いた。暫定CEOとして。


    その同じ1997年12月、今となってはとんでもない幸運だと思うが、僕は会社からシリコンバレー行きを指示され、San Joseの地を踏んでいた。


    当時職場ではWindowsPCが基本。でもやはりそこは本場のシリコンバレー。Apple信者は多く、僕も始めてAppleの製品をSan Joseで手に入れた。


    そのころ現地で聞いたApple Computerの噂と言えばまさにこの人が書いているとおりで、、、


    Steve Jobs の思い出(まつひろのガレージライフ)


    Steve Jobsの剛腕ぶりは、アメリカ企業の冷酷な面を思い切り見せつけられたような気分だった。


    それでも同僚だった1人のアメリカ人はアップルへの転職に成功し、今はどうしているか知らないが、ものすごく嬉しそうに会社を辞めていったことをよく覚えている。


    Steve Jobs復帰以降のApple Computerは、もうすでに多くの人が知る、"i"から始まる製品で世界を列席。Steve Jobsのアイデアが世界を変えていく時代になった。


    アメリカで購入したMacは日本へ持ち帰り数年は現役で使っていたが、インターネットの爆発的な普及と進化には流石についていけず中古品として売却。PCは、WindowsPC → Apple G4 → WindowsPC と入れ替わり、携帯電話はiPhone初代の3Gに機種変更、今も現役で使い、現在に至っている。


    ところで、声色の良さも相まって、彼のプレゼンはまるでショーだ。





    でもそれ以上に、世界中に信者を作った理由は、彼の哲学だと思う。


    僕が好きなこの一節。


    “Your time is limited, so don't waste it living someone else's life. Don't be trapped by dogma - which is living with the results of other people's thinking. Don't let the noise of other's opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.”





    20世紀後半から21世紀初頭にわたって実在したこの人物は伝説になるだろう。
    世界の時流に乗った時の人ではなく、世界の時流を自ら作った人として。


    今、その一瞬を、今日という日を最後と思って生きる、その人生観に出来るだけ近づけたら、、そう思っている。


    スティーブ・ジョブズ(CNET Japan > Pedia)







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    コメント
    この記事へのコメント
    偉大な人が早く逝ってしまうのは、次にもっと偉大な人が誕生するのを促すためです。
    必ずまた、彼を超える人が現れますよ!

    Macって、作業するには一番使い勝手いいんですよね^^
    イラストレーターもフォトショップも、windowsだと、どうしても。。。´`;
    2011/10/13(Thu) 10:38 | URL  | ふなうた♪ #-[ 編集]
    次のノートPCはMacBook Airにしたいばーどです(笑)
    Macは発色とフォントが綺麗だし一度使うと手放せないですよね。

    最近、今のコンピュータ時代を作り上げた人がポロポロと亡くなって、さびしい限りです。
    時代は次のリーダーを用意しているのでしょう!
    2011/10/15(Sat) 12:04 | URL  | ばーど #-[ 編集]
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